連覇&日本一を成し遂げたオリックスの契約更改交渉が15日、大阪・舞洲の球団施設でスタートした。

トップバッターは今季10月に左肘トミー・ジョン手術を受けた富山凌雅投手(25)が育成契約を締結した。背番号は128となり、昨季年俸4200万円から制限限度額いっぱいの25%減となる3150万円でサイン。昨季はチームトップの51試合に登板したが、今季は左肘違和感もあり、8試合の登板にとどまっていた。

「来年リハビリを1年間頑張って、また復活できるように、と声をかけていただきました」

ドラフト1位の椋木蓮投手(22)も育成選手契約を締結。9月30日に右肘のトミー・ジョン手術を受け、リハビリに専念するため育成契約となったが、新人選手が在籍1年で育成契約を結ぶのは異例。椋木は「後ろ向きの育成じゃなくて、(球団と)お互いが納得した」と話し、昨季年俸1600万円から現状維持で判を押した。

椋木は今季7月7日西武戦(京セラドーム大阪)で6回2安打無失点の好投でプロ初勝利をマークすると、7月20日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)では9回2死までノーヒットノーランの快投を披露した。地道なリハビリ生活を乗り越え、再び脚光を浴びる。(金額は推定)【真柴健】