DeNA森が4年目の飛躍に向けて「5冠」を目標に設定した。22日、横浜市の球団事務所で契約更改。650万円増の2000万円でサインしたが、今季はオープン戦のケガで離脱し、61試合で打率2割3分4厘、2本塁打、6打点、5盗塁だっただけに「ふがいない」と納得していない。「首位打者、最多安打、盗塁王、ゴールデングラブ、ベストナイン。レギュラーをとって、タイトルをとる。チームを背負って立つような結果を。目標は大きく」と力強く掲げた。

01年度生まれの同学年に「負けたくない」とライバル心を燃やす。同じ遊撃手ではオリックス紅林が日本一に貢献し、ヤクルト長岡もゴールデングラブ賞。「ショート以外でもピッチャーだったりとかも活躍している。自分も絶対にやれると思っています」。完全試合のロッテ佐々木朗、オリックス宮城、リーグ最多161安打の中日岡林らにも刺激を受けている。

大和、柴田らだけでなく、中日から京田がトレード加入。定位置争いは激しくなるが「スピードと肩の強さは他の人に負けない自分の武器。意識はしますけれど、やることは変わらない」。世代NO・1の活躍の先に「5冠」が見えてくる。【鎌田直秀】