笑顔でありがとう! 今季で現役を引退した前楽天の福山博之氏(33)が23日、引退セレモニーを行った。楽天生命パークで行われたファン感謝祭の中で、現役時代の映像が流れ、DeNA藤田からのメッセージを受け、スピーチでは独特の表現で球場の笑いを誘った。塩見や自身の子どもたちから花束を受け取り、記念撮影。最後は仲間たちから胴上げをされたが、3回目で落下した。円の中心でユニホームを剥ぎ取られ、上半身裸でポーズを決めた。

福山のスピーチ全文は以下の通り。

 

みなさん、こーんにーちはー! この悪天候の中、ご来場いただきましてありがとうございます。…飛びました。今日この場を設けていただいた米田社長、石井GM、球団関係者のみなさま、本当にありがとうございます。12年前この世界に入れていただいた万永スカウトはじめ、横浜ベイスターズの関係者のみなさま、この場を借りてお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。

楽天イーグルスには感謝しかありません。戦力外で拾っていただき…。…。帽子かぶります…。たくさんの経験をさせていただき、ありがとうございました。楽しいこと、うれしいことたくさんありましたが、育成契約、肩肘の手術、苦しいこともたくさんありました。その苦しいとき、たくさんの方に手伝っていただき、手術をしてくれたドクター、毎日リハビリに付き添ってくれたトレーナー。毎日受けてくれたブルペンキャッチャー、スタッフのみなさん。みなさんのおかげで現役生活が延びました。本当にありがとうございました。

家族へ。いつも迷惑ばかりかけていました。野球ばかりしてなかなか一緒にいる時間はなかったですけど、これからはパパとしてさらに迷惑をかけて、みんなで楽しいことをたくさんしていきましょう。ほんまありがとう。

今日来ているオカン、天国のオトン。丈夫な体で生んでくれて本当にありがとうございました。でも、肩肘の手術をしているんで、もう少し丈夫な体で生んでいただきたかったと思います。どっちやねん! という感じなんですけど、ファンのみなさん12年間、声援ありがとうございました。

先ほど映像にあった通り、復帰戦のときコロナで声が出せない中、僕がマウンドに上がったとき、大きな拍手をいただいたことは一生忘れません。それと今後は楽天イーグルスの方に残りまして、また別の形で頑張りたいと思います。今後もよろしくお願いします。

スピーチとスカートの丈は短い方がいいと言いますので、そろそろ終わりたいと思います。最後になりますが、この場に今1人で立っていますが、ここに立てたのも、福山博之に携わってくれたすべての方のおかげで、今ここに立てています。12年間、本当にありがとうございました。