日本ハム新庄剛志監督(50)が23日、「ファンフェスティバル2022」で、来季の構想を明かした。

昼には札幌ドームで、抽選で選ばれた子どものファン約100人と一緒に記念撮影し、自身のボブルヘッド人形をプレゼント。約3時間後、同フェスティバルのフィナーレでは、新球場「エスコンフィールド北海道」へ1人だけ“ワープ”し、中継映像が札幌ドームの大型ビジョンに流れた。あいさつの冒頭「新球場問題で、ファンの方たちに心配させて、本当に申し訳ないなと思っています」と、ファウルゾーンの仕様が公認野球規則の定めを満たしていなかった件を謝罪。その上で「ここからファイターズの選手たちが新時代を作ってくれる予感が、ものすごくしています。世界一の球場です」と、話した。

来季に選手の活躍は「もう見えてますね~」。トライアウトと位置付けた今季の合格者は、わずか8人という。「2月1日から紅白戦をして、エスコンフィールドでプレーできる、残りの選手を見極めていきたい」と、開幕メンバー入りへ、キャンプ初日から実戦テストを予告。「僕のストーリーの中では、今年はトライアウト、来年3位、3年目に優勝っていう計画を立てていたんですけど、選手たちの成長を見たら、これが早まって、来年優勝だけを目指して、ブレずに戦っていきたいと思います。勝つチームじゃなくて勝ち続けるチームを作っていきたいと思います。必ず出来ます」と、力強くファンに公言した。

○…新庄監督から来季の開幕投手に指名されている加藤貴がファンフェスティバルMVPに輝いた。無表情で腕をぶらぶらさせた脱力感あるきつねダンスが評価され、日本ハム商品の「シャウエッセン」1年分をゲット。開幕戦は3月30日楽天戦に決まり「来年なので、そんなに気負うことはない。2月1日から投げ込むつもりでいるので、そのつもりで、体をつくりたい」と思い描いた。

○…日本ハムはファンフェスティバル2022で、松本剛ら3選手の背番号変更を発表した。松本剛は12から7、野村は24から5、玉井は54から19にそれぞれ変更する。今季、パ・リーグ首位打者に輝いた松本剛は「入団当初から1桁の背番号を着けることが夢だった。着けるからには結果を残したい」と意気込んだ。

◆発表 日本ハムは「HOKKAIDO 20th MEMORIAL SERIES」の開催を決定。来年6月30日~7月13日の主催試合で着用する限定ユニホームとロゴを発表した。

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