オリックス宇田川優希投手(24)が6日、大阪市内の球団施設で契約更改し、1250万円アップの1700万円でサインした。

宇田川は「(出場が)後半からで、これだけ評価してもらいうれしい」と喜んだ。

20年育成ドラフト3位で入団した右腕は、2年目の今季、7月末に支配下契約を勝ち取り、8月3日の西武戦(ベルーナドーム)で1軍デビュー。9月8日の西武戦(同)でプロ初勝利を挙げるなど150キロ超のストレートと落差の大きいフォークなどを駆使し、リーグ2連覇に貢献。救援投手として後半戦だけで19試合に登板し2勝1敗3ホールド、防御率0・81という抜群の成績を残した。日本シリーズではさらに存在感を増し、4試合に登板し1勝2ホールド。計5回2/3を投げ被安打2で無失点、10奪三振とヤクルト打線の前に立ちはだかり、26年ぶり日本一の立役者の1人となった。

今季年俸240万円からスタートし、支配下登録されて450万円にアップ。さらに来季は大幅増で、アップ率は今季スタート時からすると“608%”にもなる。

来季の目標はもちろん開幕1軍入りしてシーズン通して活躍すること。そのために「今もっている球種を磨いて、1年間通して投げる体作りをしたい」と意気込んだ。そしていずれは「9回は投げたい」と守護神への思いも口にした。

また、宇田川と同時に支配下登録され、4試合に投げ、プロ初勝利も挙げた東晃平投手(22)は350万円アップの800万円でサインした(金額は推定)。

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