ロッテ松川虎生捕手(19)が“白井騒動”の内幕を明かした。

15日朝、大阪市内でABCラジオ「おはようパーソナリティ小懸裕介です」に生出演。「あの1件で妻が松川選手の大ファンになりました」というリスナーからの質問に応じる形で、4月24日のオリックス戦(京セラドーム大阪)について言及。2回のボール判定をめぐり、マウンドの佐々木朗希投手(21)が苦笑いを浮かべ、本塁側に向き直った。これに対し、白井球審が言葉を発しながらマウンドへ向かい、捕手の松川が慌てて間に入った。

球場が騒然となった場面について松川は「朗希さんもめちゃくちゃいい球だったので、ストライクやと思って態度に出してしまったというか。やってもうたと思って、後ろ(二塁側)を向いたと思います」と回想。ただ白井球審がマウンドへ向かったことには「ありえへんかなと感じましたので。とっさに体が反応しました」と後を追ったという。

白井球審に追いつくと「何かあるのか?」と聞かれ、松川は「すみません、ボールです。白井さんのジャッジが正しいです」と謝罪。「帰るか」(白井球審)という流れだったという。

松川は実際のコースについて、パーソナリティーに問われ「えっー、ストライクかなと」と苦笑いしながら感想を口にした。

なお、この場面について騒動翌日の4月25日、母校の市和歌山の半田監督は日刊スポーツの取材に対し「投手を守る気持ちが素直に出たシーンだなと。素晴らしかった」とたたえ、松川が発した言葉についても「すごく気になりますよね。たぶん彼の性格だったら『今のボールっす、ボールっす』とかだと思うんですよね」と予想。さすが恩師、見事に的中していた。