阪神湯浅京己投手(23)と浜地真澄投手(24)が来季からコラボグルメを甲子園球場で販売することが22日、分かった。湯浅は肉メインとした2種類の弁当を開発中。浜地は福岡市の実家が営む「浜地酒造」の酒を使用した商品を検討している。いずれも本拠地開幕となる来年4月7日のヤクルト戦から販売する予定。

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今季大ブレークした湯浅が地元三重の故郷愛がつまった逸品を開発中だ。実家が精肉店を営むこともあり、幼少期からの好物みそカツ丼に、女性向けに肉巻きおにぎりをメインとした弁当と、いずれも肉を使用した2商品を売り出す予定だ。肉巻きおにぎりは自身のルーティンから生まれた。「マウンドで結構ボールをにぎにぎするので、おにぎり弁当できないですかって話はしました」。

右腕は登板時によく両手でボールをこねる。「(ボールを)しっとりさせたいなと。そのままだったら気持ち悪い感じが自分の中ではあるんで。手になじませるじゃないですけど、そういう感じでやっています」。自身のこだわりを弁当で表現する。

コラボメニュー開発に憧れていた。シーズン中、ロッカールームでは同メニューのPR動画が流れている。「いいなと思ってましたし、作りたいなって思ったりもしていた」。肉グルメで、甲子園を盛り上げる。

◆浜地は自身の好物「ヨーグルト梅酒」を使用

浜地はコラボグルメで親孝行する。実家が営む「浜地酒造」の酒を使用したドリンクやスイーツを開発中だ。中でも、浜地も好きな「ヨーグルト梅酒」を使用した商品を提案。発売から約10年の人気商品で、若者にも人気がある銘柄だという。「いろんな形で恩返ししたいと思っていたので、これも1つの恩返しになるのかなと思ってます」と両親への思いを語った。

今季は中継ぎとして、好成績を残したことで、「浜地酒造」も関西からのオンラインでの注文が増えたという。同社社長の父浩充さん(57)は「ありがたい話ですけど、まず活躍が第一であって、野球を頑張ってほしいです。息子に負けないように頑張っています」と息子の活躍を力にする。親子がタッグを組み、グラウンド内外で「浜地旋風」を吹かせる。

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