巨人育成ドラフト6位の三塚琉生外野手(18=桐生第一)が自慢のパワーで支配下昇格を誓った。

22日、ジャイアンツ球場で新人合同自主トレに参加。室内の打撃練習で豪快なスイングから快音を響かせた。「常にフルスイングして打球を遠くに飛ばすことを意識してやっていないと、試合でも同じように振れない。練習からそういう意識でやっています」。ルーキー14人中、最下位になってしまった1500メートル走とは違い、飛距離は同期でナンバーワンの自信がある。

木製バットの対応も苦にしていない。桐生第一では打撃練習で「コンポジットバット」を使っていた。骨格部分はカーボンなどの素材で、周囲に木材が貼り付けられたトレーニング用のバット。理由があった。両翼が約95メートルのグラウンドには近くに工場があった。金属バットでは防球ネットを簡単に越えてしまい、危ないためチーム全体で、打感が木製に近い「コンポジットバット」を使い、飛距離を制限した。それでも三塚は「何回か越えました…」と言うが、近隣の安全に配慮した練習で、自然と木製への対応は高められた。

現在、身長182センチで体重95キロ。「まずこの世界で通用する体作りが大事」と体重100キロを目標とし、さらなるパワーアップを目指す。「1日でも早く目指していきたい」と育成からはい上がる決意を語った。

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