2軍スタートの阪神小野寺暖外野手(24)が、福男にあやかり早期1軍昇格を狙う。

10日に商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社、西宮神社で、本殿参拝の一番乗りを競う恒例の「開門神事福男選び」が3年ぶりに開催。約5000人のトップで「一番福」となったのが小野寺の後輩、大商大4年の植本亮太さん(22)だった。小野寺は「朝起きてニュース見たら、後輩がインタビュー受けていて。見た瞬間に『(後輩に)触りにいこう』と思いました」と刺激を受けた。

明石商で甲子園にも出た植本さんは1年生から台頭し、4年生の小野寺とも一緒にプレーした。「めちゃくちゃ阪神ファンなのに(走るときは)なぜかソフトバンクのユニホームだった」と笑いながらも大きな刺激を受けた。

「今は悔しいというより、燃えている」と2軍発進も、今季からは1、2軍ともに沖縄で行うために、チャンスは多いととらえている。右の外野手として同タイプのドラフト1位森下翔太外野手(22=中大)が出遅れており、11、12日の紅白戦で結果を出せば道も開けてくる。大山に弟子入りし「(オフの)2カ月間充実した練習ができた。ライバルも多いが、自分のやってきたことを出せれば」と、ギラついている。【石橋隆雄】

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