日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は24日、3月のWBCを戦う侍ジャパンに選ばれたメジャーリーガーの早期合流について、所属球団は納得しているという推測を示した。

現状ルールでは、開幕直前の強化試合からしか試合に出ることができない。NPBとしては、2月の宮崎キャンプから合流し、2月末の壮行試合から出場できるよう主催者側と交渉を続けている。そこでカギとなるのが、キャンプ期間中のメジャーリーガーへの保険だ。井原事務局長は「(保険の)見積もりの金額が出たら、すぐ連絡しますとメールをもらって、だいぶたっている」と、返事待ちの状態が続いていると説明。ただ、保険がクリアされれば所属球団は早期合流を了承しているかについて「当然、あちらの球団は納得していると、推察ですが、考えています」と話した。

なお、保険はMLBとの折半ではなく、NPB単独で払う。また、井原事務局長は「コンディショニングは選手1人1人によって違う。必ずしも、保険の関係でクリアになったとしても、選手自身がいろんな選択をすると思う」と話した。

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