ヤクルトの中村悠平捕手（32）がWBCに向けた予習を明かした。

今月愛媛・松山市で行った自主トレには、中村を慕って他球団の捕手たちが集まった。主に経験や技術を伝える側だったが、チームの垣根を越えて教わったこともある。「フォークがスライダー回転で引っかけてくるんで、そこは注意した方がいいですよ」とは、ロッテ松川からの助言。WBCでバッテリーを組むであろう佐々木朗の特徴だった。

侍ジャパンに選出されている投手陣とは、ほとんど組んだことがない。だから昨季までオリックスにいた日本ハム伏見には山本の、阪神坂本には湯浅の、球を受けるヒントをもらった。「どういう投球をしたいのかとか、こういう状況の時はこういう球を使ってあげた方がいいとか。イメージして入るのと、しないで入るのとは全然違うので」。しっかり頭に入れて、宮崎合宿のブルペンに臨む。