2年連続日本一布陣だ。オリックスは24日、フランク・シュウィンデル内野手(30=カブス)とジャレル・コットン投手(31=ジャイアンツ3A)の獲得を発表。シュウィンデルは一昨年、カブスなどで64試合に出場して14本塁打を放った。昨季は腰のケガに苦しんだが、体調も回復。吉田正(レッドソックス)が抜けた打線の軸を担う候補になる。

横田球団本部長は長年のマークを明かした。「17、18年だったかな。コロナになる前に2回、見ていました。向こうで。パンチ力もあるし、アベレージもしっかり残せる。日本向きの選手かなと思っていて。大崩れするような打者じゃない。結構バランスのいい選手かなと」。視察を続けたからこそ、腰のケガがあっても信頼は揺らがなかった。

「うちのスカウトにも(ウインターリーグを)見に行ってもらっていろんな調査をした上で、しっかりやれてたということなので。首脳陣も映像を見てもらって、これいけるんと違う、という感じやったし、期待は大きいですね。中心の選手が抜けてるので、そこをカバーしてくれる1人になったら」。メジャーで通算3割を超える出塁率、22本塁打、2割6分9厘の実績への期待は大きい。

メジャー17勝で、独特のチェンジアップを武器にするコットンには「昨年のワゲスパックみたいになってくれないかな」と日本シリーズの絶対的守護神の姿をだぶらせる。シュウィンデルは背番号23、コットンは42。ともに単年契約で年俸9000万円(推定)。2月初旬の来日を予定する。日本一球団の陣容が整ってきた。【堀まどか】

◆フランク・シュウィンデル 1992年6月29日生まれ、米国ニュージャージー州生まれ。セントジョーンズ大から、13年全米ドラフト18巡目でロイヤルズと契約。19年にメジャーデビュー。カブスに在籍した昨季は、投手としても3試合に登板。185センチ、100キロ。右投げ右打ち。

◆ジャレル・コットン 1992年1月19日生まれ、米国バージニア州出身。メンフィスビル高から東カリフォルニア大を経て、12年全米ドラフト20巡目でドジャースと契約。16年にアスレチックスでメジャーデビュー。180センチ、91キロ。右投げ右打ち。

オリックスニュース一覧はこちら―>