阪神才木浩人投手(24)が24日、「節約投法」でシーズン完走を誓った。

開幕ローテーション入りからシーズン完走を目標に掲げる今季。長いイニングを投げる近道として、少ない球数に意識を置く。「省エネでできたらいいし、できるだけ無駄な負担を減らせるように、1試合1試合投げていけたらいいかなと思います」と抱負を語った。

右肘トミー・ジョン手術から復活した昨季は、負担を考慮され中10日以上の間隔を空けながら先発マウンドに立った。中6日で1年間投げ抜くためにも「しっかり先に有利なカウントを作れるかどうかが大事。三振を取る時は取るし、打たせる時は打たせるという投球ができたら一番」と球数減少への青写真を描いた。

オフから磨きをかけているカーブにも手応え十分だ。「奪三振はこだわりたい」と掲げる今季は、宝刀フォークに加えて武器の1つとするべく、練習を重ねている。「変化も前よりも鋭くなって、落差もあるし、リリースから捕手のミットに対して変に上に膨らまずに、いい回転で投げられている。あとはどれだけカウントが取れるか、狙ってボールゾーンに投げられるかが大事」と引き締めた。

この日は、大阪国税局主催の「e-Taxを利用したスマホでの確定申告PR」イベントにリモート出演。スマホでの確定申告を初めて模擬体験した才木は「結構簡単ですし、何よりその場にいかなくても家で簡単に入力できるのは便利だなとすごく実感している。これからの時代に合っていると思う」とPRも忘れなかった。【古財稜明】

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