オリックス山岡泰輔投手が、3年ぶりの開幕投手を狙う。

大阪市内で12球団大トリで契約交渉に臨み、現状維持の7200万円で更改。昨年は新型コロナウイルス陽性判定による離脱で規定投球回到達は逃したものの、先発で6勝を挙げ「頑張れる契約をしていただきました」と意気に感じる交渉に。球団の期待を背負い、3度目の開幕投手を狙う意気込みを示した。

「そこはどんな状況であれ狙ってはいますし、あとは2人がどんな状況で帰ってくるかもわからないので、そこを任せられるとなれば、そこに向けて準備したい」と迷いはなかった。「そこ」とは開幕投手で「2人」とは3月のWBCに臨む山本と宮城のこと。WBC組は3月31日西武との開幕戦までの調整期間が短い。19年日本ハム戦は8回3失点、20年楽天戦は7回1失点と2度の開幕戦で好投した山岡の存在はチームにとって心強い。

過去の登板を振り返り、山岡は「やっぱり特別です。気持ちも違いますし、勝って、その1年流れをつかみたいというのもあるので、気合は入ると思います」と語った。同学年で高校日本代表のチームメートの森が、新加入。23年初勝利に挑む、新たなバッテリー結成にも注目だ。(金額は推定)【堀まどか】