広島新井貴浩監督(46)は2日、ニック・ターリー投手(33)を開幕時の守護神候補に挙げた。

「栗林がもしもの時は、いろいろ試すけど、ニックが今のところ一番可能性が高い。球の強さかな」と話した。

日本代表の栗林良吏投手(26)には絶対的な信頼を置くが、WBCの激戦を終えて、どのような状態で戻ってくるかは不透明。開幕時の栗林不在も想定する中で、代役の筆頭候補としたのが2年目の助っ人だった。193センチの長身から迫力ある投球ができる左腕で、来日1年眼の昨季は45試合で14ホールド、防御率3・11。

「一番競争が激しいのはブルペンとずっと言っている。オープン戦の中で誰が抜け出していくか。みんなチャンスだし、アピールの場と思ってほしい。栗林は替えの利かない選手だけど、彼に追いつき追い越せという気持ちでやってほしい」と救援陣に競争を促した。

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