鷺宮製作所は、先発した最速144キロ左腕の高卒2年目、渡辺純太投手(19=履正社)が4回までパーフェクトに抑える好投を見せたが、初戦で黒星を喫した。

ブルペンから調子のよかったキレのある直球を軸に組み立て、4回まで無安打6奪三振と完璧に抑えた。パーフェクト達成は「少し意識したけど、1人の1人の打者に対して抑えていこうと思った」と振り返った。

5回、先頭打者のライナーが右太ももを直撃。痛い初安打を許した。「当たった時は痛かったけど、降りたくないという気持ちで抑えました」と2死一、三塁のピンチも無失点で切り抜けた。

7回、先頭に安打を許して降板。6回0/3を被安打2の6奪三振、1失点だった。公式戦の先発は2試合目。「開幕投手に選んでいただいたので、チームに勢いをつけることを意識して自分のボールを投げました」と振り返った。

1年目の昨年途中に調子を落としたが、楽天にドラフト2位指名された小孫竜二投手からアドバイスを受けてフォームを修正。「小孫さんに教えてもらったことがマッチしました」と感謝。先輩の背中を追いながら、飛躍の2年目にする。