WBCで3大会ぶりの優勝に貢献した、阪神湯浅京己投手(23)が25日、開幕戦へ向け始動した。

オリックス戦の試合前練習にチームメートの中野拓夢内野手(26)とともに合流。右腕はランニング、NPB球を使い、キャッチボールなどをこなした。

練習後に取材に応じ「いろいろな人におめでとうと言ってもらいました。米国の球場で投げさせていただいて、日本とはまた違った雰囲気というか。本当にいい経験をさせてもらいました」と振り返った。

大会前から憧れの存在と言っていたパドレスのダルビッシュ有投手(36)には、スライダーやフォークの握り方を伝授されていた。

「もともと投げているスライダーと違う感覚。いい感じに投げられているので、その感覚をスライダーだけじゃなく、他の変化球で生かせるんじゃないかなと思っている」

手応えは十分な様子。シーズンでも使うか否かは未定だが。試行錯誤を続けていく予定だ。

開幕まで約1週間。プランを「ブルペンや、ファームでの試合だったりとか、(首脳陣と)話して、投げて開幕に合わせようかなと」と説明。新守護神として期待がかかる背番号65は、頼もしい言葉を口にした。

「逆に言えば、1週間もある。しっかり調整できると思いますし、開幕からチームの力になれるように。いよいよ始まるなという空気感があるので、しっかり自分も調整したい」

プラスに捉え、シーズンでも“アツアツ”な投球を目指す。

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