野球界の未来のために! 侍ジャパンを3大会ぶり3度目のWBC優勝に導いた栗山英樹監督(61)が27日、都内の日本記者クラブで会見し、WBCのあり方について訴えた。

優勝の裏側にあった決断なども披露。自らの今後についても語った。【取材・構成=古川真弥、木下大輔】

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栗山監督は即答した。WBC優勝によるフィーバーが今後も続くかどうかについて「簡単なものじゃない」と。30日から始まるペナントレースでは「選手たちに(WBCと同じように)命懸けのプレーを続けてもらわないといけない」とも言った。確実に高まった野球熱を、さらに燃え上がらせるためにも、今回の世界一メンバーが背負う使命を明確にした。「日本代表が出来た時に長嶋さんが『あなた方は野球界の伝道師なんです』と。ミスターが言われたけど、あらためて選手たちに伝えさせていただいた。12球団の選手が1人ずつ間違いなく(侍ジャパンに)いた。その選手たちがプロ野球を盛り上げて、伝えてくれると思う」と期待した。