巨人広岡大志内野手(26)が17日、オリックスへのトレード移籍が発表された。97年世代の記者にとっては数少ない同い年の選手だった。
トレード発表6日前。11日の横浜スタジアムで話した。DeNAとの試合前練習が雨で室内での練習となったため、球場へ移動する約100メートルの道のりを“ぶら下がり取材”。記者が首から一眼カメラを下げていると「打撃練習、撮っておいてよ」。打撃フォームを見直している最中で、まだ納得のいく形が見つかっていない様子だった。
翌12日、13日の広島戦の試合前練習、東京ドームでカメラを手に動画を撮った。フリー打撃で快音を連発する様子を収めた。ただ、13日の同戦では延長11回に代打で出場するも、2打席連続三振。翌14日に出場選手登録を抹消された。そこからわずか3日での電撃トレード成立。2軍戦が行われるジャイアンツ球場か、再昇格後に東京ドームで見せよう…と思っていた動画は、今でも写真フォルダーに残ったまま。見せることができなかった悔いが残る。
1軍昇格した4月29日、「チャンスなので」となみなみならぬ決意で乗り込んできた。5日の中日戦(バンテリンドーム)では先頭打者本塁打で1年7カ月ぶりのアーチを描いた。智弁学園(奈良)の先輩でもある岡本和も「持ってるものはすごい」というようにロマンにあふれた選手であることは間違いない。土地勘のない新天地ではなく地元・大阪への帰還もプラスに働くはずだ。次に巨人ナインと再会するのは交流戦か日本シリーズか…。特大の潜在能力を存分に生かすような広岡の未来を願う。【巨人担当=小早川宗一郎】



