1軍“新戦力”の中村貴浩外野手(23)、林晃汰内野手(24)らが、阪神青柳晃洋投手(29)の立ち上がりに襲いかかった。

17日に支配下登録されたばかりで、123の旧背番号でデビュー戦に臨んだ中村貴は、1番右翼で先発。初回、青柳の初球を捉えて左翼ポール際に大飛球。プロ初打席を初アーチで飾るか? という夢の打球だったが、惜しくも左翼ノイジーに好捕された。

ただ中村貴のスイングが、打線を勢いづけた。2番西川の二塁打、3番秋山の四球で一、二塁とし、4番松山が中前に適時打。5番坂倉も2点目の適時打で続いたあと、6番三塁の林も初球を右前に運んで3点目。この回、阪神のエースから5点をもぎ取った。

先制打の松山は「初回からチャンスを作ってくれたので、良い先制点になってよかったです」と振り返り、坂倉も「みんなの良い流れに乗って松さん(松山)に続けて良かったです」と強調。林は「貴浩(中村)が初球から良いスイングをしていたので、勇気を持って打ちに行きました。抜けてくれてよかったです」と「1番中村貴効果」を明かした。