左太ももの筋損傷から1軍復帰を目指す、ソフトバンク牧原大成内野手(30)が「1番二塁」で先発出場した。

いきなり軽快な動きを見せた。初回無死からボテボテのゴロを素早く処理し、一塁へランニングスローでアウトにした。前日20日も「1番二塁」で実戦復帰後初めて守備に就き、タイムリーを含む4打数3安打1打点の活躍。この日は、4回守備から大事を取っての途中交代となった。試合後、小久保裕紀2軍監督(51)は「昨日が結構走って、反動きたみたいなんで。今日は『予定通り2打席でやめとくか』という話でした」と明かした。

打っては初回の第1打席。カウント2-1から広島河野の真ん中145キロ直球を引っ張り、鋭い打球は一、二塁間を破った。右前打で出塁し、続く勝連の3球目に盗塁も決めた。3番井上の右越え適時二塁打で先制のホームを踏んだ。3回の第2打席では、内角136キロカットボールをとらえたが、ライナー性の中飛だった。

4月27日の楽天戦(ペイペイドーム)で負傷し、翌28日に出場選手登録を抹消された。5月19日に2軍で実戦復帰を果たし、計3試合で9打数5安打、打率5割5分6厘をマークする。藤本博史監督(59)は「できたら(27日、28日の)ロッテ戦から(1軍に)上がってきてくれるかなというところ。遅くても、交流戦から。うまくいったらね」と見通しを語った。

牧原大は今後もファームで調整を続け、23日中日戦(ナゴヤ球場)に出場する予定。

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