「球宴ジャック」で猛虎祭りや! マイナビオールスターゲーム2023(7月19日=バンテリンドーム、同20日=マツダスタジアム)のファン投票中間発表が22日から始まり、阪神勢が12球団最多の5部門で1位を占めた。人気と実力を兼ね備え、セ・リーグの首位快走を支えている5人が、ファンから多くの支持を集めた。

外野手部門では、新人から3季連続で球宴出場中の近本が広島秋山を抑えてセ・リーグでは最多得票数となる2万5227票で堂々の1位を獲得。中継ぎ部門では出場歴2度の岩崎、一塁手部門では昨年監督推薦で初出場した大山、二塁手部門で3年連続出場を狙う中野、遊撃部門で初出場を狙う木浪と5選手がトップに名を連ねた。木浪は「とてもありがたいです。もう1度気を引き締め直して頑張ります」と喜んだ。

1位以外でも先発部門で村上、抑え投手部門で湯浅、三塁手部門で佐藤輝と3人が2位に入り、ノイジーも3選手が選出される外野手部門で5位だ。阪神はリーグ優勝を果たした03年にプロ野球史上最多となるファン投票で9人が選出され、21年にも同投票で7人が選ばれた。今後の活躍次第では史上最多を更新する可能性も十分にありそうだ。

ファン投票は6月19日まで平日午後3時に発表される。今後上位を脅かす存在として、先発部門ではハーラー単独トップ5勝の大竹が7位、捕手部門では梅野が3位、坂本が5位と選出の可能性を残す。タテジマによる史上最大の「球宴ジャック」実現となるか、目が離せない。【古財稜明】

▼ファン投票中間発表で、近本ら阪神の5選手がトップに立った。阪神のファン投票は、03年の9人を含め5人以上選出が過去10度ある。首位を走る今年も、5人以上がファン投票で選ばれるか?