阪神村上頌樹投手(24)が、セ・リーグ防御率トップに浮上した。6回4安打2失点。規定投球回に到達し防御率1・47。2位は広島床田の1・75、3位はDeNA東の1・98となっている。

5回まで無失点投球。5回先頭の中村から6回先頭山崎まで4者連続三振を奪うなど、中盤もボールの勢いは落ちなかった。

ただ、6回2死一塁、3番山田に2ランを被弾。悔しげな表情を隠しきれなかった。

失点こそしたものの、1点リードを保って降板。ファンの思いには十分応える快投だ。前日22日に発表された球宴の第1回中間発表では、先発部門で1位の巨人戸郷と197票差の7217票で2位にランクイン。この日の第2回中間発表では戸郷に433票差と引き離されたものの、1万2106票で2位をキープしている。

この日のように先発の役割を果たし続け、防御率トップもキープし続ければ…。さらなる得票も見込める。公式投票用紙の球団名、守備位置、背番号をマークシートで塗りつぶす必要がある「ノミネート外」の男が、ファンの心をわしづかみにする投球を続ける。

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