楽天が今季2度目の4連敗を喫し、今季ワーストの借金9となった。

先発した田中将大投手(34)が誤算だった。リフレッシュを目的とした積極的休養で中10日の先発マウンドとなったが、1回無死一、三塁で併殺打の間に先制点を献上。3回は1死一塁で遊ゴロを山崎がファンブル(記録は失策)。併殺を取り損ねてピンチが広がり、1死満塁から頓宮に2点適時打を浴びた。4回は2死三塁から野口に適時二塁打を許し、5回は相手クリーンアップに3連打を浴びてKO。今季最短となる4回0/3を10安打7失点(自責6)で3敗目となった。

打線はオリックス山下を、また攻略できなかった。

4月11日に本拠地の楽天モバイルパークで初対戦した際は、5回まで2安打無得点と封じられてプロ初勝利を献上。この日の試合前に石井一久監督(49)は山下攻略へのポイントを掲げていた。

石井監督 真っすぐとカーブの球速帯の幅が広いから、どっちも追いかけてはいけない。バッティングカウントで、いかに真っすぐを捉えていけるか。フォークも、どうやって見極めていけるか。受け身になったらやられてしまうので、ある程度は空振り覚悟でカーブでも真っすぐでも振れるかが、すごく大事になってくる。

期待を込めて送り出した打線は、終わってみれば7回まで2安打無得点。山下の直球もカーブも、打順2回り目で増えたフォークも思うように捉えきれず、20歳の右腕に12イニング連続無得点となった。

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