米球界からの“逆輸入”ルーキー日本ハム加藤豪将内野手(28)が、1軍に初昇格し「6番セカンド」でスタメンデビュー。オープン中の3月に右腹斜筋の肉離れで戦線離脱していた。メジャーデビューに続き、野球人生2度目のデビューへ向け「僕にとっては開幕。ファイターズのユニホームを着るのに、いろんな人に支えられてきた。この舞台に、やっと来られた」と感謝。とにかく「勝ちたい」と勝利への意欲を見せた。

前日24日の2軍戦後に、昇格を言い渡された。「試合後、45分ぐらいしてからだったので、ちょっとビックリした」。球団からは翌日の移動を提案されたが、すぐに荷物をまとめて、2時間半後には羽田空港に到着。新千歳行きの飛行機に飛び乗った。米球界時代を振り返り「(移動については)鍛えられている。向こうで痛い目に遭っていたのも、これのためなんだって」と苦笑いだ。

メジャーデビューよりも「こっちの方が緊張します」と言うが、同じく日米両国でプレーしている新庄監督からは「結果とかは気にせず、楽しんでくれ」と背中を押された。「アメリカと日本でデビューを経験している人から、そう言ってもらって、本当に(気持ちが)楽になった」。開幕戦から遅れること、約2カ月。いよいよ、異色のルーキーの“2度目の野球人生”の幕が開ける。

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