マイナビオールスターゲーム2023(7月19日=バンテリンドーム、同20日=マツダスタジアム)の第4回ファン投票中間発表が25日に行われ、ノミネート外の阪神村上頌樹投手(24)がセ・リーグ先発部門で初めてトップに浮上した。

前日24日の2位から巨人戸郷を1510票上回り、2万7694票を獲得した。

投票はマークシート方式。ノミネート選手への投票は氏名の1カ所だが、ノミネート外選手への投票は球団名、守備位置、背番号の3カ所をマークする必要がある。投票のしやすさから過去のファン選出はノミネート選手がほぼ上位を占め、ノミネート外の選手が1位になれば極めて異例だ。

23日のヤクルト戦で4勝目を挙げた右腕は「ノミネートされてないのに入れてくださるのはありがたい」と感謝。活躍を続ければ、夢の舞台がさらに近づく。

セ三塁手部門では、前日まで2位だった佐藤輝明も1位に浮上。セ外野手部門のノイジーも同4位から3位に上がり、選出圏内に入った。岩崎(中継ぎ)、大山(一塁手)、中野(二塁手)、木浪(遊撃手)、近本(外野手)も各部門1位をキープし、阪神勢は計8人が選出圏内。阪神が03年につくったファン選出最多記録の9人に迫る勢いだ。近本は8万8030票で、両リーグ最多得票をキープしている。【中野椋】

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