首位阪神が接戦をものにし、今季2度目の5連勝を決めた。

同一カード3連勝は今季4度目。直近13戦を12勝1敗と無双状態で、貯金は今季最多の14だ。2位DeNAとのゲーム差を今季最大となる「4」に広げた。

2回に先発伊藤将司投手(27)が2点を失った。安打と死球で1死満塁のピンチを招き、8番長岡にも死球を与え押し出しで先制点を献上。続くサイスニードの二ゴロの間に追加点を奪われた。

打線は1発攻勢で反撃に出た。4回に4番大山悠輔内野手(28)が5試合ぶりとなる5号ソロ。7回には5試合ぶりに「6番右翼」で先発したヨハン・ミエセス外野手(27)が左中間への同点の2号ソロ。5日の広島戦(マツダスタジアム)以来、20日ぶりの1発で追いついた。

2-2の8回には、先頭近本光司外野手(28)が右翼席最前列へ勝ち越しソロ。22試合ぶりの3号アーチでリードを奪った。ソロ3発で流れを渡さなかった。

その後、8回2死一、三塁で2番手加治屋蓮投手(31)のボークで1点を失ったが、勝利は離さなかった。

延長10回。2死満塁で4番大山が押し出しの四球を選んだ。右手で体をたたき、喜びをかみしめた。さらに満塁機で佐藤輝明内野手(24)が走者一掃の3点適時二塁打。試合を決めた。

勢いに乗り聖地に帰る。26日からの巨人3連戦は交流戦前最後のカード。首位独走への雰囲気が出てきた。

▼阪神が勝ち、DeNAが敗れた結果、阪神の交流戦前リーグ1位が確定した。阪神がリーグ首位で交流戦を迎えるのは08、21年に次ぎ3度目。

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