DeNA東克樹投手(27)が6回途中11安打5失点で、東京ドームでの自身初黒星を喫した。

スタンドインした打球を見届けると、両膝に手をついてうなだれた。2点リードの5回2死二塁、巨人大城卓にスライダーを右翼席中段まで運ばれた。痛恨の同点弾だった。

さらに6回、2死二塁から吉川に中前適時打を許した。「回の先頭を出さないように」と意識していたが、先頭ブリンソンの出塁が失点に直結。イニング途中での降板に、歯を食いしばってベンチに戻った。

巨人には11日の対戦(横浜)で5回10安打4失点と打ち込まれていた。リベンジマッチのはずが、被安打11も失点5も今季自己ワースト。「序盤から粘りのピッチングとなりましたが、粘りきれなかったことは反省点です。リードを守りきれなかったことは非常に悔しいです。チャンスをもらった際にはやり返すだけです」と振り返った。

東京ドームでは過去6試合に登板して5勝0敗、防御率2・06と好相性をマーク。敵地ながら「悪いイメージはない」と負け知らずだったが、通算7試合目で初黒星。今季2敗目が付いた。

▽DeNA三浦監督(2連敗でカード負け越し。打線は三振ゲッツーを含め4併殺)「攻めていく中でそういうこともある。中途半端な打撃でゲッツーになったわけでもないですし、つきものだと思います」