巨人が今季6度目の「伝統の一戦」で逆転負けを喫し、連勝は2でストップした。

先発の横川凱投手はロッテ藤原、中日根尾、日本ハム柿木らとともに春夏連覇を果たした大阪桐蔭時代以来、1744日ぶりで、プロ入り後は初めての甲子園のマウンドで躍動した。テンポ良く緩急を使った丁寧な投球で、阪神打線を手玉に取った。6回3安打無失点、6奪三振で二塁を踏ませない好投を披露した。1点リードの6回には先頭木浪に安打を許すも、続く桐敷のバントを好フィールディングで二塁進塁を阻止して、ピンチの芽を摘んだ。

3回には2死三塁から2年目左腕の桐敷から坂本が左越えの先制適時打。二塁はタッチアウトとなったが「先制点をとることができてよかったです」と横川を援護した。

しかし若き左腕に勝ち星をつけることはできなかった。トレードで加入後4試合目の登板となった鈴木康が7回1死から一、二塁のピンチを招くとルーキー森下に左前適時打を浴びて同点に追い付かれた。さらに梅野に左前打を許して1死満塁となったところで降板。3番手高梨が木浪に左犠飛を打たれて勝ち越された。

8回には復帰後初登板の湯浅から2死一、二塁のチャンスを作るも、岡本和が中飛に倒れて無得点。9回を岩崎に封じられ、好調の首位阪神を相手に3連戦初戦を落とした。

【関連記事】巨人ニュース一覧