オリックス山岡泰輔投手(27)が6回3安打1失点の好投で今季初勝利を挙げた。

「序盤からリズム良く、どんどん押していこうと思って投げていた。最後ちょっとバタバタしましたけど、全体的に良かったと思います」。ここまで5度の先発はすべて勝ち負けつかず。ぶれない姿勢が、待望の白星につながった。

初回から3イニング連続で3者凡退。力のある直球で押し込み、縦のスライダーでバットに空を切らせた。18のアウトのうち内野ゴロは9個、外野に飛んだのは3回だけ。「ゴロが多いということは、打球が上がっていないので。いいかなと思います」。6回に1点は失ったが、危なげなく仕事を果たした。

この日の試合前、1軍合流した杉本に「ホームラン打って」とお願い。“約束”を取り付けた。「いつもホームラン打つからって言ってくれてるんで、うれしいです。あと、紅林も。好相性って言ってくれます」。見事にその2人が援護のアーチをかけた。「本当にここから乗っていけるように引き続き頑張りたい」。待ちに待った1勝目が弾みになるはずだ。【磯綾乃】

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