今季から新設されたセ・リーグ公式表彰「月間JERAセ・リーグAWARD」3・4月度の月間大賞に選ばれた阪神村上頌樹投手(24)の表彰式が28日、兵庫・西宮市内の球団事務所で行われた。

選考にかかわった球団OBの鳥谷敬氏(41=日刊スポーツ評論家)から記念パネルを手渡され、記念撮影を行った。レジェンドとのツーショットに村上は「小さい頃にテレビで見ていた方なので、とても緊張しています」と背筋を伸ばした。

8日に都内で行われた選考会で、レジェンドOB6人(ヤクルト宮本慎也氏、DeNA佐々木主浩氏、阪神鳥谷敬氏、巨人高橋由伸氏、広島前田智徳氏、中日川上憲伸氏)が満場一致で選んでいた。栄えある初代大賞に輝き「初めて創設された賞に最初に選ばれて光栄。これからも選ばれるように頑張っていきたい」と語った。

3、4月は7回パーフェクトを含む4試合で2勝0敗、防御率0・00。「自分1人の力ではないので、いろんな人の支えがあって取れた賞だと思う」と周囲への感謝を忘れなかった。

同賞は交流戦を除いたセ・リーグ公式戦の全375試合で公式記録員が、最も勝利に貢献した選手を独自の視点からノミネート。月間単位でチーム別に集計を行い、最多回数の選手をチーム代表選手として選出。そこから、6球団のレジェンドOBがライブ配信で月間大賞選手を1人選ぶ。

年間の総ノミネート数をもとに、同様の過程を経て「年間大賞」を1人選出する。村上は「あるのであれば頑張りたいですね」と年間大賞にも意欲を見せた。

【関連記事】阪神ニュース一覧