巨人からトレードで加入した広岡大志内野手(26)が移籍後初本塁打を放った。0-0のまま迎えた5回1死三塁、西武平良の初球、150キロ直球を捉えると、完璧な当たりで左翼への先制2ランを放った。

「打つ場所を決めて、そこに来たので、初球からいきました。素直にうれしかったです」

この日は「9番中堅」で移籍後3度目の先発。プロ入り後初の中堅に「初めてです。緊張しました」と振り返ったが、危なげなく守備機会をこなした。

広岡は今月17日に、鈴木康平投手(29)とのトレードが成立し加入。ヤクルト、巨人に次いで3チーム目の新天地。ホームランの直後の5回裏に守備位置に向かう際には、オリックスファンから「タイシ」コールを浴び、ぺこりと一礼した。「すごい大声援で。なんとか貢献したい気持ちでずっとやってるんで、声援に応えられて良かったです」。

今季は開幕2軍スタートも、5月5日中日戦で今季1号の先頭打者本塁打。この日は勝利につながらなかったが、持ち前のパンチ力とユーティリティーさはチームの力になるはずだ。

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