阪神が巨人相手に甲子園では5年ぶりの同一カード3連勝を飾った。

今季初の8連勝で、貯金は17。同点に追い付かれた直後の7回に巨人のリリーフ陣を攻略し、ノイジー、大山の連続適時打で3点を奪った。7回に得点を奪えば9連勝。「7回の虎」が、接戦を終盤でことごとくものにしている。交流戦開始時点での2位DeNAとのゲーム差6は、05年の導入以降球団では最大差。セ界敵無しの状態で30日から交流戦に突入する。

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▼阪神は今季の交流戦を、31勝14敗1分けの勝率6割8分9厘の好成績で迎える。2位DeNAとは6差。05年の交流戦導入以降、リーグ戦中断時1位チームの2位とのゲーム差としては、16年ソフトバンクの6差と並び12球団最大。セの球団では、05年中日の5差を超え最大ゲーム差だ。

▼阪神の貯金は17に達した。リーグ戦中断時の12球団最多は18で、16年ソフトバンク(31勝13敗4分け)17年楽天(30勝12敗)。セ・リーグ球団に限ると過去最多は、21年阪神の16(28勝12敗2分け)。今季は自らの記録を更新した。

▼今月の阪神は18勝4敗の快進撃。月間18勝以上は、14年4月の18勝以来チーム9年ぶり5度目となった。最多は19勝で、64年8月と68年8月の2度。30、31日の西武戦に連勝なら更新だ。