ソフトバンク栗原陵矢外野手(26)がかつての同僚で阪神大竹との対戦を熱望した。「(大竹は)ずっと勝ち続けていて、防御率もすごい。何とか打ちたいなと思います」とセ・パ交流戦でのマッチアップを心待ちにした。

昨年まではチームメートだったが、大竹が現役ドラフトで阪神に移籍。12球団トップの6勝、防御率0・40と好投を続ける左腕に、栗原は「いちプロ野球選手としてすごいなと思っています」と言う。栗原は14年ドラフト2位で捕手として入団。大竹とはバッテリーを何度も組んだことがあり、「(大竹の)球筋を理解している?」の質問に「それは別の話じゃないですか」と苦笑い浮かべ、「まだまだ良くなっていると思いますし、改めて良いピッチャーだなと思っています」と話した。

元相棒対決が実現するとすれば、6月16日からの甲子園3連戦だ。昨季は左膝の大けがで5試合の出場に終わり、栗原自身にとっては2年ぶりの交流戦でもある。一昨年21年6月4日の阪神戦(甲子園)では1発も放っており「いいイメージでいきたい。(甲子園は)独特な雰囲気がありますし、阪神ファンがすごいっていうのももちろんある。そういう雰囲気にのまれないように」と気持ちを引き締めた。

今季はここまで打率2割5分6厘、6本塁打で、31打点は両リーグを通じてのトップだが「(打撃の状態は)そこまで良くない。食らいつきながら頑張りたいなと思います」と言葉に力を込めた。

チームは過去8度の交流戦優勝を誇るが、昨季は9勝9敗の4位。直近2年は勝ち越しすらできていない。「交流戦の結果はシーズンに直結してくる。何とか上位にはいけるようにとは思ってます」と栗原。首位ロッテを2・5ゲーム差で追う3位だけに、交流戦で再浮上するためにも、栗原がバットで勝利をたぐり寄せる。

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