ソフトバンクにアルフレド・デスパイネ外野手(36)が復帰することが30日、決まった。すでに契約を終え、交流戦明けにもチームに合流する。

デスパイネは2017年から昨季までチームに在籍。14年のロッテ入団からNPB通算858試合に出場し、打率2割6分3厘、184本塁打、545打点を残した。17年には本塁打&打点の2冠に輝き、リーグ優勝と日本一に貢献した。昨季は出場89試合で打率2割6分9厘、14本塁打、40打点の成績に終わり、契約満了で退団していた。

今季は来日2年目のガルビスに加え、野手ではホーキンス、アストゥディーヨを新たに獲得した。だが開幕から助っ人勢が不調で、12球団で唯一外国人選手の本塁打がゼロ。藤本博史監督(59)は柳田、栗原といった左の中軸打者の間に右の大砲を入れる構想を抱いていたが、実現していなかった。正木やリチャードといった若手も伸び悩んでおり、右の長距離砲が不在というチーム事情もあって球団は再獲得に乗り出していた。

デスパイネは今年3月の第5回WBCにキューバ代表として出場。5試合で打率3割3分3厘、5打点で4強入りに貢献した。現在は母国キューバリーグで現役を続けていた。「親方」の愛称で親しまれたキューバの大砲が、再びホークスのユニホームを身にまとう。