巨人がロッテ相手にホームラン攻勢で、連敗を4で食い止めた。先発戸郷は1回先頭のロッテ岡に初球先頭打者本塁打を浴びて先制を許すも、最少失点で粘った。

先制された直後の2回先頭、4番が一振りで試合を振り出しに戻した。昨年まで巨人に所属したロッテ左腕メルセデスの131キロの高めスライダーを捉えて6年連続2ケタ本塁打となる同点の10号ソロを放った。さらに4回2死満塁からルーキー門脇が右翼線への2点適時打を放って勝ち越しに成功した。

5回先頭ではこの試合でプロ野球史上初の遊撃手での通算2000試合出場を達成した坂本が自らの記録に花を添える7号ソロでリードを広げた。

しかし6回に暗雲が垂れ込める。戸郷が1死から元巨人のポランコにソロを浴びると、1死二塁から安田に同点2ランを浴びて、またも試合は振り出しに戻った。

嫌なムードを振り払ったのはまたも4番の一振りだった。8回無死一塁、岡本和が元同僚の沢村から左翼席への11号2ランをかっ飛ばして勝ち越しに成功。この1発で岡本和はDeNA牧を抜いてセ・リーグトップに立った。さらに続く中田翔も2者連続アーチとなる左翼席への8号ソロで1点を追加。4連敗中はわずか5得点と苦しむ打線が、4発のホームランで攻め込み、5試合ぶりの勝利をゲットした。

▽巨人原監督(遊撃手での通算2000試合出場達成の坂本に)「まだまだ振り返るのは早いと思いますよ。本人も振り返っていないと思いますよ」

【動画】巨人岡本和真6年連続2ケタ本塁打となる10号ソロ 元同僚メルセデスから反撃の一派