日大が国学院大に先勝した。

3回、2死二、三塁から3番小濃塁外野手(4年=仙台育英)が「第1打席の空振り三振がとても悔しかったので、もう1回チャンスが来たら絶対に打とうと思っていました」とバットを短く持ち、コンパクトに振り抜くと、打球は右前へ。2点を先制した。8回には2死満塁で今井秀輔外野手(3年=星稜)の打球を相手遊撃手が失策。その間に三塁走者が生還し、貴重な1点をもぎとった。

2年生エースが躍動した。先発の市川祐投手(関東一)は「今日は最小失点に抑えようと思って投げた」と、ボールは高めに浮き、安打されたが、ピンチには低めに制球されたスプリットで、打たせてとった。6回0/3を投げ8安打されながらも1失点に抑え、山内翔太投手(3年=習志野)へ継投した。

頼もしいエースが誕生した。春は第1週2戦目から先発すると、第4週では1戦目の先発に起用。その期待に応え、7試合に登板し4勝1敗と、チームを2位に押し上げた。片岡昭吾監督(45)は「春が終わってから自覚をもって練習に取り組んでくれた」と、その姿勢を評価。市川も「1戦目の先発はチームの中心。自分がちゃんと練習とかやらないといけないと思って頑張りました」と、走り込みやトレーニング、投げ込みと黙々と練習に取り組み結果につなげた。

「春、2位だったので、開幕戦は2連勝して、チームで優勝を目指している。明日勝ってこの秋、優勝できればと思います」。市川の目には頂点がハッキリと見えている。