昨秋の福島開催に続く地方開催で、愛媛県松山市で開幕。今春の大学野球選手権を制した青学大がドラフト上位候補の下村海翔投手(4年=九州国際大付)の好投で中大との接戦を制し先勝。連覇へ向け、好スタートを切った。下村は力強い直球と決め球のカットボールとスライダーで打たせてとり、自己最速を2キロ更新する155キロを記録。完投で大学通算6勝目(1部)を挙げた。東洋大は1部復帰後初勝利を挙げた。

  ◇  ◇  ◇

下村がさらなる成長を見せ、再び頂点へ向けて走り出した。4回、2失点するとギアを上げた。「最初は1人1人で投げたが、点を取られて絶対に(完投を)やったろう、と思いました」。制球よく決め球のカットボールとスライダーを効果的に使い空振りを奪った。自己最速を2キロ更新する155キロを記録し、7安打2失点で完投勝利した。

国際大会の経験と自信が後押しした。7月に行われた第44回日米大学野球選手権大会では主戦として戦い、優勝に貢献。大会MVPを獲得した。「ストレートをビビらずにしっかり投げ込んで、ある程度通用した。それが今の投球にも生きている」と、胸を張った。

ドラフトが近づくが、その目はチームの連覇を見据える。「個人の結果よりもチームの勝利。勝ちに徹する投球を評価していただけたら」と力強い。下村、勝負の秋が始まった。

▽中大・清水達也監督(1点差での敗戦に)「この1点が大きな力の差。春もいい試合、惜しい試合を落とし5位。この1点の差がまだつめられていない」