エースでCS進出を引き寄せる。楽天則本昂大投手(32)が、27日西武戦(ベルーナドーム)で先発する。チームは、ソフトバンク、ロッテと2位、3位の激しい順位争いを繰り広げている。シーズン最終盤で大事なことは-。「なおさら普段通りやることが大事」と力を込める。
ルーキーイヤーの13年は日本シリーズに登板。CSのマウンドにも上がった。プロ11年目。豊富な経験から来るのは、平常心の大切さ。「やることは変わらない。あんまり思いすぎてもいいことはない。目の前の1プレー1プレーを大事に、一生懸命やることが大事」と普段通りを強調した。
今季の防御率は2・65。現時点では、キャリアハイとなる17年の2・57に次ぐ成績だ。安定感ある投球を続け、勝利を呼び込むために腕を振るのみ。今後のチームの勝敗次第では、本拠地仙台でのCS開催も視野に入る。「勝っていくしかない。自分たちが勝ちを拾えないと、相手の状況を気にしないといけなくなる。そこは僕らではどうしようもないところ。自分たちがやれる範囲のことをやっていけば、結果はついてくると思うので、チーム全員で頑張りたい」。1球入魂の精神で、勝利を目指す。