巨人阿部慎之助新監督(44)が6日、都内の読売新聞ビルの「よみうり大手町小ホール」で原辰徳監督(65)とそろって監督交代会見に臨んだ。

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巨人原監督が万感の思いで、次世代にジャイアンツを託した。01年オフ、長嶋茂雄監督(現終身名誉監督)から初めて指揮官のバトンを受け取った。当時、東京ドームの監督室で、固い握手を交わした感触はいまだに忘れられない。「私も長嶋監督というのがあった。必死というか、がむしゃらにというか。継承して彼(阿部新監督)が進めてくれるのが心強い」と言葉をつないだ。

受け継いだ右手への思いを、同じ監督室で阿部新監督に差し出したのは1日だった。その3日後の4日DeNA戦前、背番号「83」を継承したいと伝えられ「なんか僕はうれしかったですね」。現役時代、自身が背負った「8」とミスターを象徴する「3」。その2人を意味する背番号も一緒に託す。

通算17年、1291勝、リーグ優勝9度、日本一3度。貫き続けたことは数知れないが、その1つが「陽」だった。「ジャイアンツの監督たるや陽でないといけないし、希望に満ちている。私の気持ちは一片の曇りもなく、晴れ晴れとしている。新生ジャイアンツ、阿部新監督の下、とにかく応援し健闘と成功を祈るばかりです」と最後まで明るく、晴れやかにユニホームを脱いだ。【栗田成芳】

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