仙台育英・山田脩也内野手(3年)が、阪神からドラフト3位指名を受けた。
「ウオー!」。会場がどよめきに包まれた。阪神から指名された瞬間、山田は驚きの表情。「まさか3位で呼ばれるとは思っていなかった」。テレビ画面を一緒に見つめていた3年生部員に向かって、笑顔でガッツポーズで応えた。
1年春から遊撃手のレギュラーをつかみ、2年夏には東北勢初の甲子園優勝に貢献。今夏は主将としてチームを準優勝に導き、9月には主将を務めたU18W杯(台湾)で高校侍ジャパンを初の世界一に導いた。今月の鹿児島国体では「2度目の日本一」。キャプテンシー発揮した多くの勲章を手土産にタテジマに袖を通す。
いよいよ夢の舞台へ第1歩を踏み出す。「育英に入ると決まったときから、大学は考えてなかった」。入学時、須江航監督(40)に「プロに行きたい」と決意表明。その覚悟と努力が実り「夢にまで見ていたプロ野球という舞台に挑戦することができて本当によかった」と目を輝かせた。
甲子園の申し子だ。聖地では春夏合わせて14試合を戦った。「運命かなと思いますし、またあの舞台で野球ができる。日本シリーズにも出場する力のあるチーム。持ち味の守備力と走力を磨いて早く戦力になれるように頑張りたい」と意気込んだ。
須江監督もエールを送った。「プロはとても厳しい世界。でも強い気持ちを持って、諦めないで毎回毎回、人生は敗者復活戦だと思ってやって、10年、15年、1000試合、2000試合出れるような選手になってほしい」。このオフは課題のフィジカル強化と打撃向上に努める。球界を代表する選手になるため、進化を止めない。【浦部歩】



