楽天からドラフト2位指名を受けた滝川二・坂井陽翔投手(18)が11日、兵庫県内のホテルで入団交渉を行い、契約に合意した。契約金6000万円、年俸600万円(金額は推定)。坂井は「目標に突っ走るだけ。1日も早く、1軍でプレーしたい」と決意を語った。
最速は149キロだが、夏の大会後に「理想のフォームに近づけた」とフォーム改造に取り組み、2段モーションの新スタイルにした。体作りと平行して行われ、「2段の方がボールに力が伝わるようになった」と球威が増した。
高校3年間では最速が20キロアップした。プロ入り後も快速球に磨きをかける予定で、「まずは160キロを目指す」と意気込んだ。
同席した後関昌彦スカウト部長も坂井に期待を寄せる。「ローテーションに入って中心的なピッチャーになってほしいし、中心になってもらわないと困る。田中、岸、則本のあとに来る選手が中継ぎタイプが多かった。中長期的に先発を長く担える選手がほしいので、今回何とかそれができた」と獲得に満足げな表情だった。
坂井の目標とする田中将大投手も在籍。13年の日本シリーズは記憶に強く残る。「160球投げた次の試合で最終回に投げて優勝したのが一番印象に残っている。何回もYouTubeで見た。僕もああいう主役になりたい」と大先輩をお手本に成長する。
名前の「陽翔」は23年の名前ランキング1位になるなど、近年人気が高い。「目標とされる選手になりたいし、憧れてくれたら自分もうれしい」。小学校、中学校では「主役の1文字もなかった」ところから高校で力をつけて注目を浴び、プロの扉を開いた。プロ野球では主役をつかみ取る。【林亮佑】



