平均球速5キロアップ大作戦だ。巨人杉内俊哉投手チーフコーチが11日、大号令をかけた。「スピードは本気でやったら5キロくらいは上がる」と真顔で言った。阿部監督の「困ったら、ど真ん中」に併せて、明確な方向性を投手陣に示した。

制球力向上は永遠の課題だとしても、球速は短期的な向上が期待できる。「スピードを上げるのは短期間でできる。コントロールは何年もかかるけどね」と持論を唱えた。

球速アップには強靱(きょうじん)な肉体が必須になる。同コーチは「フォームではない。フィジカル。フィジカルをやって技術がついてくると思っているから。コントロールもですね」と体を強くすることが最短距離だと強調。その先に技術、さらに制球力へとつながる。

肉体強化はランニングが基本になる。秋季キャンプでもウエートトレーニングに加えて、フィジカル&ランニングに時間を割いている。主力が合流する2月の春季キャンプでも「本当なら走らせたい。容赦なくいきたいけどね。ランニングシューズを履きつぶすぐらいにね」と予告した。この日の午後も投手陣は300メートルトラックでタイム走を繰り返し、くったくたになるまで走り込んだ。【為田聡史】

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