日本ハムは25日、国内FA権を行使していたオリックス山崎福也投手(31)と入団合意に達したと発表した。

経験豊富な左腕を巡っては、残留要請をしていたオリックスを含め、巨人、ヤクルト、DeNA、ソフトバンクの6球団による争奪戦となっていたが、最終的に昨季までバッテリーを組んだ伏見がおり、父章弘さん(62)も選手、コーチとして計14年間関わっていた日本ハムを選んだ。

日本ハムでは4年総額8億円程度とみられる条件を提示して交渉開始。新庄監督は23日のファンフェスティバル後「本人が最終的に決めて、運命的に一緒にやれるのであれば、やりたい。素晴らしい投手なので」と加入を待望していた。

今季は自身初の2ケタ11勝をマーク。日本ハムでは先発ローテ候補として期待しており、8年ぶりリーグ優勝を引き寄せる、貴重なピースとなる。

 

◆山崎福也(やまさき・さちや)1992年(平4)9月9日生まれ、埼玉県出身。日大三3年春の甲子園で準優勝、明大では通算20勝。14年ドラフト1位でオリックス入団。15年6月5日の中日戦で初勝利。父は元巨人、日本ハム捕手の章弘氏。188センチ、95キロ。左投げ左打ち。