勝利の方程式入りが期待される阪神新助っ人のハビー・ゲラ投手(28=レイズ)が、巨人の007をビビらせた。2日前から気合十分でブルペン入りを予告し、一番乗りで登場。最速164キロ右腕はカットボールや宝刀のツーシームも織り交ぜ、軽快に24球を投じた。

3月29日に東京ドームで開幕戦を戦う巨人の中里スコアラーは警戒心を強めた。「もともと中継ぎはすごく良いチーム。いいピッチャーが増えるということは脅威になると思います」。胸元付近にも変化球を投げるなど攻撃的なスタイルも武器。「頭を使いながら投げていくのかな」とクレバーさもインプットさせた。

ゲラ本人も充実の表情だ。「いろんなタイミングを変えて投げるのは、自分の背番号と同じで“問題ゼロ”だよ」。背番号00はクイックも披露し、熱心にトラックマンのデータも確認。この日は最速148キロを計測し「これくらいはキープしたい」と納得の表情だ。

岡田監督も独特の表現で合格を出した。「外れ(外国人)やなくて良かったわ。去年の例があるから、投げてくれるだけええわ」。昨春はブライアン・ケラー投手がスロー調整を続け、結果的にシーズンでも戦力にならなかった。だがゲラについては投球の質も調整方法も安堵(あんど)。「そんなバラつきはないと思うよ」と制球も評価した。

「(状態は)94%。早いとは思っていない。準備できていないとダメ。いい準備はできているので、全然問題ないよ」。頼もしい助っ人の加入が、強力ブルペン陣をさらに厚くする。【波部俊之介】

▽小宮山ブルペン捕手(ゲラの投球を受けて)「きれいな直球。初めてでまだ本調子ではないと思うけど、低めがビュッとくる」

◆ハビー・ゲラ 1995年9月25日生まれ、パナマ・ダビッド市出身。12年にレッドソックスと契約し、18年にパドレスでメジャーデビュー。当初は内野手で、メジャーデビュー時も代打出場で三振だった。19年から投手に転向し、同年メジャー初登板を果たした。レイズ-ブルワーズ-レイズを経て昨オフ阪神と契約した。メジャー通算61試合、3勝1敗、防御率6・43。183センチ、86キロ、右投げ左打ち。23年WBCパナマ代表。

 

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