巨人ルーグネッド・オドーア外野手(30=パドレス)が電撃退団した。

26日に球団が「3月29日の開幕戦のメンバーからは外れるためファームで調整するよう提案したところ、本人から米国に戻りたいと退団の申し出があったため、本日、球団としても本人の意向を尊重して受け入れました」と発表した。東京ドームで行われた全体練習にも姿を見せず不在。開幕3日前に、公式戦出場をしないまま異例の退団となった。

オープン戦最終戦となった24日ロッテ戦(東京ドーム)後に、2軍再調整を打診。オドーアはそれを受け入れられず、退団を申し入れたという。取材に応じた吉村禎章編成本部長は「まだオドーア選手が本来の私たちが描いているパフォーマンス、体調、いろんなことを含めても、ちょっと時間が足らないと。とにかく最初の開幕のメンバーに入らないけど、しっかりファームで調整してコンディション等、全て上げてくれと彼と話し合ったけど、彼の中では2軍でファームに落ちて調整するのは受け入れられないとなりました」と説明した。

今季新加入したオドーアは沖縄・那覇キャンプ途中の2月16日にチームに合流。右翼のレギュラー候補として期待されていたが、オープン戦では12試合に出場、34打数6安打0打点0本塁打で、打率1割7分6分。6安打のうち内野安打が3本と、メジャー通算178本塁打の長打力は影を潜めていた。

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