<阪神5-4ヤクルト>◇27日◇甲子園

小幡竜平内野手(23)は常に準備を怠らない。今季11試合の出場で、途中出場は9試合。中でも代走での出番は4試合だった。

12日の中日戦(バンテリンドーム)では2点を追う8回1死一、二塁。左飛で走者が二、三塁に進んでから二塁走者の木浪と交代した。内野安打の送球が乱れる間に、一気に同点の本塁へ生還。神走塁を披露した。

緊迫する場面での出番も心の準備はできていた。代走で特別意識することはないと語るが、それでも「熊谷さんとか植田さんと話し合いながら、準備してます。『ここら辺であるんじゃない?』と」。スペシャリストとしてチームに欠かせない2人の先輩と話し、出番に備えている。

準備は睡眠からだ。遠征先でも「ナイターだとゆっくり眠れるので、9時間ぐらいは寝れてるんじゃないかな」と話す。十分な睡眠でリフレッシュすることもここぞの活躍につながっているのかもしれない。【阪神担当=村松万里子】

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