阪神井上広大外野手(22)が2戦連続のスタメン起用に応えた。「6番右翼」で出場。3回無死一、三塁の第2打席だった。アンダースロー中川颯の内角131キロ直球を初球から振り切った。やや詰まりながらも中前にライナーで返し、三塁走者は悠々生還。第1打席で空振り三振を喫した中、安打を放つ先輩を見て修正した。
「梅野さんも逆方向に打っていたし、大山さんも若干詰まった引っ張りだった。簡単にいい当たりで引っ張ることは難しいというのも頭に入れた中で、センターから右中間方向を意識してバッティングをしたいと思っていました」
続く4回の第3打席でも左腕坂本の148キロ直球をはじき返して中前打。2-2からファウルで粘るなど、フルカウントに持ち込んだ7球目だった。「次のボールに集中するという意味では、3-2まで持っていけましたし。その中でヒットも出たので良かった」。今季初のマルチ安打で期待に応えた。
打線が得点力不足に苦しむ中で前日10日に1軍昇格。2戦連続の先発出場で、連日の適時打となった。今季2度目の先発野手全員安打となった中でも、堂々と見せた存在感。若き大砲の躍動が、敗戦の中の光となった。【波部俊之介】



