オリックスは西武に逆転負けを喫したが、新戦力が躍動した。才木海翔投手(23)がプロ初登板で1回3人斬り。プロ初ホールドをマークした。育成から2日前に支配下登録されたばかりの右腕だ。「いい球を投げられた。(ストライク)ゾーン勝負で腕を振るのが仕事なので、それだけ思って投げていた」と13球を振り返った。

両軍無得点の6回。2番滝沢に名刺代わりの153キロ直球から、最後も直球で三振。2死後は通算477本塁打の中村剛を内角フォークで詰まった遊ゴロに。「オーラを感じた。すごい打者と対戦できて良かった」と経験値を上げた。

直球にフォーク主体のスタイルは平野佳や宇田川と重なる。2月キャンプ中には平野佳に食事に誘ってもらった。「ランナー出しても結果ゼロで抑えればいい」との助言にうなずいた。「僕はランナー出さずに終わりたいタイプやったんで」と心に余裕ができた。

6回を抑えた直後に味方が1点先制。逆転されて初登板初勝利は逃したが、大きな1歩を記した。「堂々とこれからもやっていきたい」。大経大時代の監督で現オリックス球団職員の山本和作氏から「頑張ってこい」と送り出され、結果で応えた。不振や故障者が多い投手陣に、貴重な戦力が加わった。【大池和幸】

◆才木海翔(さいき・かいと)2000年(平12)6月10日生まれ、大阪府出身。北海道栄-大経大を経て、22年育成ドラフト2位でオリックス入団。今季5月24日に支配下登録へ昇格した。181センチ、85キロ。右投げ右打ち。

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