2位広島が苦手の5位中日に屈し、7月5~9日以来、約2カ月ぶり今季4度目の4連敗を喫した。
9回2死一塁、代打大盛が三塁線への打球を放って一塁まで全力で駆け抜けるもアウト。新井貴浩監督(47)は諦めずにリプレー検証を要求したが判定は覆らず、マツダスタジアムはため息に包まれた。中日戦はこれで7勝12敗1分け。5試合を残し、3年連続で勝ち越しの可能性がなくなった。
勝てば首位奪還だったが、今季初の中5日で先発した大瀬良が出ばなをくじかれた。初回2死一塁から細川に外角低めいっぱいの直球を左中間スタンドまで運ばれる先制2ランを献上。続く宇佐見にも内角の変化球を引っ張られ右翼席へ。ルーキーの14年5月8日、神宮でのヤクルト戦(バレンティン、雄平)以来、10年ぶり2度目の2者連続アーチを許し、5回3失点で降板。指揮官は「2本とも打った相手をほめるしかない」と責めなかった。
打線も流れを呼び込めなかった。やや調子を落としつつあった末包に代え、堂林を5月4日DeNA戦以来の4番に抜てき。しかし3打数無安打と振るわず。得点圏に4度走者を進めながらもつながりを欠き、0行進のまま試合終了。セ界最多となる今季19度目のゼロ封負けに沈んだが、指揮官は「今が底と思えばどうってことないでしょ。勝負は先にあると思っているから」と意に介さなかった。
巨人とは1ゲーム差に開き、3位阪神は1・5差まで接近。新井監督は「もう終わったことだから今日は。自分が反省するところは反省して。また明日は新しい日だから」と前を向いた。【古財稜明】



